都市部における豊かな緑地
雑木による木漏れ日のワークプレイス

　シチズン時計株式会社の本社がある東京事業所では、工場立地法の緑地率を満たすため、老朽化した工場を撤去し、その跡地を「CITIZENの森」と名付けた約4,000㎡の緑地に変換しました。「屋内でも屋外でも働ける」をコンセプトに、従業員のウェルビーイング向上ための緑陰空間を提供しています。この緑陰空間には、ミーティングのできるネストベンチ、コーヒーブレイクのできるスタンドテーブル、軽微なPC作業のできるスツールなどによって多彩な居場所が設けられています。敷地が武蔵野台地端部に位置することから、緑地を武蔵野の雑木の樹種で構成し、地域のエコロジカル・ネットワークの一部として鳥や虫の飛来しやすい場づくりを行なっています。また、緑地は従業員の憩いの場のみならず、小学生の遠足コースとしても使われ、自然を通した地域交流の役割を果たしています。

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