「そだてる緑」の評価イメージ
第1原理 | 土地利用の永続性 緑がそこにあること、あり続けることの確かさ | 第1原則 :緑地の把握 第2原則 :土地利用上の緑地の安定性 第3原則 :緑地に関する法令等の遵守 |
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第2原理 | 緑地管理 緑がつくられるプロセスまもり育てられるプロセス | 第4原則 :緑地管理システムの確立 第5原則 :緑地による外部とのコミュニケーション |
第3原理 | 緑地機能の発揮 緑が社会・環境にどのように貢献しているか | 第6原則 :存在機能の発揮 第7原則 :連繋機能の発揮 第8原則 :利用機能の発揮 |
将来性評価 | ビジョン | 社会・環境に貢献する緑地のありかたに関する考え方や姿勢を評価 |
トップランナー | 緑ゆたかな社会づくりを牽引する取り組みの先進性、独自性を総合的に評価 |
「そだてる緑」評価が緑地の価値を顕在化する具体例
第1原理ではこのようなポイントを評価します
第2原則 土地利用上の緑地の安定性
第2基準 緑地の担保性の実績
たとえば… 工場ができる前はこのあたりは茶畑であった。その畑の一部を残し、地域住民は茶摘体験をすることで、地域文化を継承している。
第2原理ではこのようなポイントを評価します
第4原則 緑地管理システムの確立
第4基準 緑地管理システムの見直し
たとえば… 緑地において専門のNPOやボランティアとの交流や、地域の子供たちのための環境教育のイベントを開催している。
第3原理ではこのようなポイントを評価します
第7原則 連繋機能の発揮
第2基準 地域生態系機能
たとえば… 緑地の管理とモニタリングの実施により、地域の生物多様性の保全に貢献している。
将来性評価 インタビュー
緑の専門家であるSEGES審査員が、下記の内容のヒアリングを行ないます。ビジョン、トップランナー評価に反映されます。
◉ 緑地を保有している目的は何か
◉ 緑地によって社会や地域への貢献を考えているか
◉ 緑地の将来のビジョンはあるか
◉ 緑地管理の責任部署や責任者が明確になっているか
「そだてる緑」認定ラベル、維持と更新
認定サイトは現状に応じて5段階の認定ラベルが適用されます。新規認定から2年間は緑地の維持状況を確認する書類報告の維持審査を、3年目は新規と同様に現地審査を伴う更新審査を実施します。更新審査時に認定ラベルステージが上がるチャンスがあり、「エクセレントステージ3」で3回の更新をむかえると、認定ラベルは最終段階の「スパラティブステージ」となります。
そして、この「スパラティブステージ」を永年にわたり、維持、発展、深化させ、緑地の価値向上に大きく貢献する取り組みを称え、緑に通じた優れた社会・環境貢献を広く社会に伝えるため、新たに「緑の殿堂」を導入しました。
維持審査の意義
◎ 緑地管理の運営、記録をまとめる指標として活用できます。
◎ この1年間SEGES認定緑地として保全、創出活動がされているか、継続されているかが確認できます。
◎ 更新審査時の評価ポイントやSEGES審査員のアドバイスが活かされているか、遂行されているかが確認できます。
更新審査の意義
◎ 3年間の緑地運営が客観的に評価され、現段階の実力値がわかります。認定ラベルのステージが上がる機会となります。
◎ 緑地の「強み」「弱み」がわかり、次に何をすべきかが見えてきます。設備投資を集中するポイントなどもわかってきます
◎ ヒアリングやアドバイスをSEGES審査員から受ける場は、緑地担当者のやる気、モチベーションをあげる機会となります。