地域社会の自然を再生するため
産業観光施設と共に開かれた森を整備

　YKKグループが「技術の総本山」として製造・開発拠点をおく黒部市は、緑豊かな黒部川扇状地の中心に広がる、美しい自然に囲まれたまちです。しかし、都市化等によりこの豊かな自然が失われつつあることを受け、2006年より工場内で自生植物による森づくりをスタートさせ、2009年には、この「ふるさとの森」と産業観光施設が一体となった一般開放施設「YKKセンターパーク」を一般公開しました。
　森にある20種2万本の樹木は、黒部の遺伝的多様性を保全するため、近隣の山野で種から採取し、苗を作り、植樹しました。森にはタヌキ等の哺乳類、鳥類、昆虫類など、約300種の生物（絶滅が危惧される生物を含む）が集まってきています。このほかにも、桜の開花時期に開放する「桜花園」や芝生グラウンドなど、市内周辺の緑地の整備に取り組んでいます。

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