“人と自然のつながり”をテーマに
敷地外周に特徴的な緑地を整備

　本計画の位置するアイランドシティは、博多湾に造成された401.3haの人工島で、第22回全国都市緑化ふくおかフェアのメイン会場となった「アイランドシティ中央公園」や野鳥公園「アイランドシティはばたき公園」（整備中）、それらを結ぶ緑の回廊「グリーンベルト」が中心軸となるまちづくりが進められています。さらに、アイランドシティに隣接する国指定鳥獣保護区「和白干潟」には、多くの野鳥が飛来し、博多湾対岸へ橋を渡れば国営海の中道海浜公園の豊かな緑が広がり、周辺の自然環境に恵まれています。
　 本計画では、 敷地の外周に配置する緑を、 地域の誰もが自由に利用できる公開空地とすることにより、地域とつながる緑地を展開しています。交差点に面し、人々が行き交う賑わい広場「まちかどガーデン」。地域の自然植生の典型タブノキで創出する照葉樹の森「自然とつながるガーデン」。福岡地域にわずかに残る里山にみられる落葉広葉樹で構成した樹林「人とつながるガーデン」。植物を通して子供たちがさまざまな体験ができる体験型キッズガーデン「子供たちとつながるガーデン」。そして、緑地の利用や活動の拠点となる地域交流施設を配置しました。
　SEGES評価・認定委員会では、環境・自然・健康のキーワードに基づく総合的なまちづくりのコンセプトと、上記、緑地の利活用を視野に入れたマンション居住者と地域全体のコミュニティ形成のきっかけとなる緑地計画が、周辺地域や社会環境に配慮・貢献していると高く評価し、社会・環境貢献緑地に認定しました。

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