研究活動を通じて地域に根ざした
植生保全と生物多様性向上を推進

　技術研究所があるつくば市は、北部に筑波山があり自然豊かな地域ですが、開発が進むことで緑地が減少しつつあります。当研究所は、1982年に開所して以来、生態系ネットワークの形成に貢献できるよう緑化活動を推進してきました。主な活動として、つくば地域に生育していた貴重種を含む在来種を移植して造成した、地域性在来植物ビオトープ「つくば再生の里」のモニタリングを継続的に実施し、植生の保全を行なっています。また、グリーンオフィス棟では壁面や屋上など緑化技術の調査研究を行なっています。これらの活動については、社内外の研修・見学による環境教育として展開しています。今後も地域の生物多様性の向上を図るとともに、CO2の吸収や固定によるカーボンニュートラルへの取り組みとしても推進し、緑化活動を続けていきます。

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